5月18日に開催いたしました上書き翻訳セミナーの受講者のみなさまからの声を紹介いたします。
許可をいただいた方のみ掲載しています。
セミナーを開催いたしまして、ぱらぱら
のユーザーの方やこれからぱらぱらを使おうとされている方の声を直接聞くことができました。
「ぱらぱらの使い方がわからない」という方が多いということがわかりました。
マニュアルには機能の説明だけを記載しています。
私が「翻訳手法はこうあるべき」なんて語れないと思ったので、翻訳手法は一切記載していません。
今回のセミナーでは、翻訳手法の一例として、私や私の周りの翻訳者がどのようにぱらぱらを使っているのかを紹介いたしました。
この内容を、今後のマニュアル作りやサイト作りに反映させていただきたいと思います。
私自身も辞書作りの方法やぱらぱらの使い方は研究途上であり、仲間とアイディア交換をしながら翻訳をしています。
上書き翻訳には自分のアイディアを直接反映できるので、この翻訳手法は楽しいと思っています。
当日の内容
ぱらぱらは文字列を置換するだけのソフトウェアです。翻訳をするわけではありません。
ぱらぱらを使いこなすためには、上書き翻訳全体の流れを理解する必要があります。
一括置換をした後に、どのような並べ替えをしたいのかをイメージします。
そうすれば、並べ替えを容易に行うための辞書作りができます。
また、置換するときの蛍光ペンの色も意図的に選択できますね。
当日は、上記の赤い部分を中心に説明いたしました。「並べ替え」については、6月2日のセミナー(山猫の手編)にて解説いたしました。
1日かけて実際にぱらぱらを使っていただきました。
そして、機能の説明ではなく、機能をつくった背景を説明いたしました。
当日は、実際の仕事で使うような原稿をお持ちいただいたので、ある程度、イメージができたのではないかと思います。
参加者の声
上書き翻訳がどういうものであるのかデモで分かりやすく説明していただいたので勉強になりました。
普段他の翻訳者の方々がどのように翻訳をしているのかを知る機会はなかなかないので、とてもよい機会だったと思います。
(KAさん 特許事務所内翻訳者 女性)
ワイルドカードについて、不明だった点が解消できて良かったです。
辞書の作り方については、辞書作り自体が初めてだったため、説明をもう少し詳しくしていただけると有難かったです。
たとえば、ワードやエクセルを使用した一般的な辞書の作成方法(特にエクセルは翻訳現場で使用することが少なく、あまり使いこなせていないので)を説明していただいた後にツール(山猫の手?)の説明をしていただくと、ツールの有難みをより感じることができたと思います。
とはいえ、実際にぱらぱらを使用しながら、翻訳の際の具体的な活用の仕方についても詳しく説明していただいたので、わかりやすかったです。早速、現在取り組んでいる案件で活用しています(効率がアップしたように感じます)。ありがとうございました。
(KTさん)
実際にぱらぱらの使い方を習って、自宅に帰ってから仮の文章と仮の辞書を作って上書き翻訳をやってみました。
たとえば英日を上書き翻訳すると辞書にある言葉は日本語に置き換わり、地の文は英語のまま、というところが、逆に意味をとりにくくなりそうだと思っていたのですが、実際に上書き翻訳された文を見ると意外と違和感はありませんでした。
やっぱり実際にやってみるのが一番ですね。
今後、自分で辞書をこつこつ作って上書き翻訳を活用しようと思います。
新田さんの説明もわかりやすく、質問にも気さくに答えていただき、パソコンに苦手意識のあるわたしですが、安心して参加できました。
(MHさん オンサイト翻訳者 女性)
ぱらぱらの活用法をご紹介いただけたのはありがたかったです。ネットから得られるより、ずっと多くの情報を得ることができ、非常に満足しております。
(SHさん)
ワイルドカードの説明が非常に役に立った。
これまでは水野麻子さんの電子書籍を読んで、何となく分かってはいたが、生で説明されたらストンと頭に入っていった。
(T.Nさん 会社役員 男性)
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