昨日の記事「上書き翻訳の辞書のアイディア
」で、
vehicle(タブ)★vehicle 車両★(改行)
と辞書に記載する方法を紹介いたしました。
でも、これ、数百の用語でこのようなことをするの大変ですよね。
Excel を使って、用語集を変換する方法を紹介します。
▼できること
「見出し語」(検索する文字列)と「訳語」(置換後の文字列)がタブ区切りになった用語集(テキストファイル、Wordファイル)を用います。
この用語集の記載内容をもとにして、置換後の文字列に「見出し語」と「訳語」を両方を表示するように、用語集を作り替えます。
英日翻訳の用語集(辞書)です。
上の図は、テキストエディタの秀丸の表示です。
タブが少し見えづらいかもしれませんが、「見出し語」と「訳語」とがタブで区切られています。
▼具体的な方法
まずはデータをExcelへ貼り付けます。
タブ区切りの用語集で、対象範囲をコピーして、Excelのシートに貼り付けます。
すると、タブで区切られたところが自動的にセルに分解されます。
C列の1行目に式を入力します。
そして、C列に式を入力して自動的に文字列をつなげます。
例えば、こんな記述があります。
="★"&A1&" "&B1&"★"
少しわかりやすく、半角スペースを途中に入れてもいいかもしれません。
="★" & A1 & " " & B2 & "★"
どちらにしても同じことになります。
C列には、以下の文字列が入ります。
★vehicle 車両★
C列の2行目以降も同じように式を入力します。
あとは、C1のセルの枠の右下にある■(フィルハンドル)をダブルクリックするだけで、残りの行にも同じ式がコピーされます。
ちなみに、私はこのダブルクリックという技をしらなくて、今まではフィルハンドルを行の数だけドラッグしていました。
上の図では、マウスポインターをフィルハンドルに重ねた状態です。ポインターが十の字になっています。
結果はこんな感じ。一瞬です。
別のシートに用語集をつくります。
シートを新しく開きます。
A列は、現状と同じです。そのままコピペします。
B列には、ステップ3でつくったデータを値で貼り付けます。
右クリックで、以下のボタンをクリックすればいいですね。
こんな感じでできます。
これを、テキストエディタへ貼り付けたり、Wordへテキスト形式で貼り付けると、自動的に「見出し語」と「訳語」がタブ区切りになって辞書ができます。
▼関連記事
上書き翻訳の辞書のアイディア
上書き翻訳の一括置換支援「ぱらぱら」
上書き翻訳での翻訳支援ソフト「山猫の手」 単なる置換用ダイアログじゃなかった!!
↧
【ぱらぱら】上書き翻訳の辞書のアイディア(辞書の作り方)
↧